鮎川のお尻のあな

鮎川が何かしらやります。のびのび更新

リコーダーで自然と戯れる会

こんにちは鮎川です。
「ぴゅ~ひょろろ~」誰しも聞いたことがあるあの音色。そうリコーダーだ。子供の頃一生懸命に練習したリコーダーを大人になった今、全力で楽しんでみようではないか。(かつてのリコーダーは捨てられていたので新しく買った)

まごうことなきリコーダー

光り輝くヤマハのロゴがかっこいい

邂逅、そして感動

この年になってリコーダーを持ったことがある人はいるのだろうか。もしあなたが不安や理不尽に押しつぶされそうになったときは是非リコーダーをもってみてほしい。

音楽の成績は2だった

感動だ。プール終わりの授業で眠ってしまった記憶、友人と喧嘩した記憶、給食をこぼして火傷した記憶、あの日の思い出が胸の内から湧いてくる。こんな気持ちになったのはいつぶりだろう。そうか、僕が求めていたのはこれ(リコーダー)だったんだ…。

吹く

あまりの懐かしさにしばらく感動していたが今回は思い出を語る企画ではない。あくまでも目的はリコーダーを吹いて楽しむことなのだ。

というわけでさっそく吹いてみる。

ソプラノの香り

ぴょろ~

お、音が出る…!改めて考えてみるとリコーダーとは穴が開いただけの単なる筒である。そんなものが心を揺さぶるような音色を奏でるのだ。たまらない。全国の楽器職人に感謝。

次はドレミファソラシドを吹いてみよう。「ドレミファソラシド~」…案外いける。人とはすごいもので、大きなブランクがあっても体は覚えているものらしい。

ついつい笑顔になってしまう

やはりというか、高いレとドは難しい。子供の頃も苦手だった。しかしあの頃とは大きく違う点がある。レやドが下手でも怒られないのだ。どれだけ無様な音色を響かせようと咎めるものは誰もいない。ただひたすらに楽器と触れ合うだけである。これこそ楽器本来の楽しみ方だろう。

かたつむり

かたつむり。デンデンムシとも呼ばれるそれは陸に住む巻貝の仲間で、のんびり者選手権があればトップ3に入るであろう実力をもつ生き物だ。なぜこんな話をするのか。そう、彼こそがこれから演奏する楽曲の主役だからだ。なぜこの曲かと聞かれても困る。ただ好きなだけなのだ。

前置きはこれぐらいにしてさっそく吹いてみよう。

でーんでーんむーしむーし かーたつーむりー
おーまえのあーたまはどーこにあるー?
つのだっせ、やりだっせ、めっだまーだせー

意外と吹ける。やはりこの曲は素晴らしい。作曲者さんありがとう。

演奏家になろう。

楽器ができる人はかっこいい。これに異論を唱える人はそうそういないだろう。では”楽器ができる人”の定義はなんだろうか。僕は”楽器を演奏しながら散歩ができる人”だと思う。というわけでリコーダーを吹きながらブラブラ歩くことを目標に練習してみよう。

歩くためにまずは楽譜を暗記する。ながらスマホは危ないからね。

スマホ1台でいくらでも楽譜が見れる。すごい世の中だ。

でんむしでんむしでんむし…

とりあえず10分ほど練習してみるとすんなり覚えられた。物覚えがよい方でよかった。では次は立って演奏してみよう。

周囲からの期待の目が鮎川を追い込む

ぺ、ぺひょ~

なんだこれ!むず!意気揚々とスタンティングリコーダーに挑戦してみたがこれは難しい。立っているとやはりかっこよく見えるのか、周囲の人々がこちらに耳を傾けている。しかし流れる音色はヘロヘロ…。思えば小学校の演奏会でも緊張ばかりしていたのだ。

しかしここで諦めてはいけない。これを乗り越えてこそ僕はリコーダーと友達になれるのだ。そんなことを考えながらさらに10分練習。

youtu.be

なんか下手になってない?

動画が見れない人のために文字であらわすと、練習前は「ぴゅーぴょろー」だったのが「ぺょーぷぇー」といった具合である。しかしこれでいいのだ。あくまでも目的はリコーダーを楽しむこと、うまく演奏するのは二の次だ。

音で語り合うということ

そんなこんなでのんびり演奏していると、少し離れたところからトランペットの音が。実は僕がリコーダーを始める前から彼らはトランペットを吹いていた。僕がかたつむりに思いをはせている間、彼らは彼らで好きに演奏していたのだが、突然かたつむりの演奏を始めた。それもはじめの方を何度も繰り返している。

もしかして…ストリートセッション!?

どきどきしつつリコーダーを咥え音色を奏でる。すると彼らもトランペットの音を響かせる。森の交響楽団の結成だ。本当にこんなことがあるとは思いもしなかった。これが楽器の持つ力なのだ。たまらない。

自然とともに

トランぺッターとの一期一会を満喫した後、僕は完全にリコーダーの虜になっていた。そして僕は考えたのだ。

リコーダーなら植物と会話できるのでは?

そう、僕はメルヘンの住民なのだ。というわけでさっそく対話を試みる。

明らかに浮いている

一生懸命語りかけたが返事はない。確かに人間とのコミュニケーションもいきなり馴れ馴れしくするのは悪手だ。まずは独り言をつぶやくように、少しずつ距離を縮めよう。

青春を思い出す

どうやら正解だったらしい。植物の声が聞こえたような気がする。そして少しずつ言葉数を増やして…。

カップ爆誕

そっと触れてみた。彼女は驚いていたが抵抗はしない。あとは素直になるだけ。

「愛してるよ!」

ふふふ、これからよろしくね。

これが愛だ

まとめ

今回はリコーダーを全力で楽しんだ。楽器っていいね。まさかストリートセッションができるとは思ってなかった。結局2、3分してセッションは終わったんだけど、もしかして「こいつ下手いな…」とか思われたのかな…。もっと練習しよう。(鮎川はすごいネガティブ)。みんなもリコーダーを楽しもう!!

リコーダーマスター!!!